トミヤ本店
印鑑の彫刻は?
いつもブログをご覧いただきありがとうございます
印鑑を選ぶ上でのポイント、三回目
今回のテーマは 『 彫刻 』 です
印鑑の彫刻には
大きく分けて二種類の方法があります
“ 手彫り ” と “ 機械彫り ”
手彫りの中にも
通常の篆刻師 ( てんこくし ) と
厚労省認定の彫刻技能士資格を持った篆刻師
二種類に分けられ
彫刻料の価格差は3倍近く変わります
一方、機械彫りでも
光電式彫刻機とコンピューター彫刻機の
二種類のケースに分けられ
最近ではコンピューター彫刻機が主流です
そして
資格を持った彫刻技能士による彫刻と
機械式彫刻を比較すると
その価格差は約5倍にも広がります
つまり、一般的な安価なハンコは
そのほとんどが機械式によるものです
では、なぜ
わざわざ手彫りをする職人さんがいるのか
理由の1つがこちらです
あるお店での印鑑コーナー
日本で一番多い名字といわれる 【 佐藤 】
同じものだけで
10個も準備がされていることが分かります
さらに
そのうち半数以上の6個が
どなたかによって
お求めされているということもうかがえます
もちろん
このようなハンコが悪いわけではありませんが
実印や銀行印など
重要なシーンで使う印鑑として
安心安全かどうか
手彫り = 手作業であることから
基本的に全く同じ印影ができないので
複製や悪用を防げる意味で
セキュリティ面で優れているといえます
また、手彫りの醍醐味は
独特の “ 色と味 ”
たとえ同じ彫刻内容であったとしても
それぞれの職人さんの個性が表れます
今回、トミヤとして
皆さまの大切な印鑑作成をお任せする
篆刻師
渡辺 桃千( わたなべ とうせん ) 先生
厚生労働省認定
印鑑彫刻1級技能士
皆さまも記憶に新しいかと思いますが
東日本大震災の際
津波に耐えた < 奇跡の一本松 >
その原木から
当時の復興担当大臣の
公印を作成するという企画で
全国から印章技能士が選ばれた時の
お1人でもあります
日本古来の職人技を守り
時の重さを印鑑に込めることを大切に
作成まで少なくとも
1か月はいただくことから
お急ぎの方に向きませんが
一生モノとしてお持ちいただく印鑑として
ぜひお任せいただきたく思います
以上が、印鑑の 『 彫刻 』 となります
ご自身の分身ともなるからこそ
オンリーワンの一本を
ご準備されてはいかがでしょうか
次回は、印鑑を作る上での
姓名判断について
お伝えさせていただきます
〒700-8538 岡山市北区表町2-2-83
トミヤ本店 佐藤